- Pumice stone removal demonstration experiment -
BEACH
PROでは、2021年11月23日より沖縄県恩納村ナビービーチにて海浜に打ち上げられた軽石除去作業の為、海岸清掃機MARINAを搬入し株式会社モリタテクノスと共同で24日より軽石除去作業実証実験を実施しております。
地形、風向、潮汐、水温など様々な条件により西海岸一帯には多くの軽石が堆積しています。
恩納村海浜公園ナビービーチは大変な体積量の軽石が打ち上げられていました。
24日から26日の3日間にかけて海岸清掃車にて計15時間の回収を行い合計38立方メートルの軽石を回収できました。
小笠原諸島 福徳岡の場海底火山から噴出した軽石は砂と同等の1mmに満たない粉末状から8センチ程度の大きさまでが砂浜上に堆積しておりその範囲は海岸、砂浜全体を黒くおおい埋め尽くしています。
深い場所では50センチ程の堆積です。
MARINAは一回の走行で3センチ以上90%、2センチ以上50%、1センチ以上30%の軽石を回収、複数回走行することにより1センチ以上の95%の回収が可能でした。
5mm以下の軽石については、作業実施時の軽石の乾燥状態により回収は困難でしたが、外見上は概ね軽石の堆積は見えなくなり完了しました。
細かい粉末状の軽石は風や波により徐々になくなることと考えます。
12月8日以降、回収密度及び粉末状の軽石の回収を可能かスクリーンネットを現在の30mmから17mmに交換してより細かい軽石の回収を目指します。
【写真は清掃後です。】
恩納村ナビービーチで活動中の海岸清掃活動をテレビ朝日「サンデーLIVE!!」今週のニュースランキングにて取材をして頂きました。
2021年8月に発生した福徳岡ノ場の海底火山噴火から1年が経とうとしていますが、南西諸島には多くの軽石が漂着し、漁業をはじめとした観光産業に多大な影響を与えています。
取材日:2022年6月28日 放送日:2022年7月17日
BEACH
PROは、国土交通省の軽石回収技術検討ワーキンググループが11月17日から25日に募集した軽石回収に関する技術・アイデアに、海岸清掃車マリーナの技術と実証実験の結果を応募し、この度「漂流軽石回収の技術・アイデア集」に掲載されることとなりました。
下記リンクのP141/142ページに掲載されています。
https://www.mlit.go.jp/kowan/content/001446257.pdf
「漂流軽石回収の技術・アイデア集」
(5)陸上での集積に関する技術
株式会社EX・アンド・アソシエイト(141/142頁)