- BEACH PRO Report from Okinawa -
2022年9月に発生した大型台風11号(ヒンナムノー)
は、2021年11月の軽石漂着問題以降初めての大型台風でした。
海岸漂着の軽石問題は一旦落ち着き、沖縄県内は美しいビーチを取り戻しつつありましたが、今回の台風11号通過により大量の軽石が漂着しました。
大量の軽石で手作業での回収作業が困難な状況のため、9月8日早朝ビーチクリーナーにて回収作業を実施しました。
今回漂着した軽石は近海に漂流していた軽石ではなく、海底や海中に沈んでいたものや河川や岩場に入っていた軽石が台風の暴風雨で流されて漂流し、台風通過後の北東からの風により、風の影響を受ける地形の海岸に漂着したと思われます。
沖縄県東海岸では、満潮時に同じように高潮で軽石が河川を遡上している報道もされています。
今後もこのような台風や気象状況によって新たな軽石が漂着することが考えられます。
回収作業実施場所 恩納村ナビービーチ
実施日 2022年9月8日 午前
【2022年9月7日午前の軽石漂着状況】
【2022年9月8日 午前5時頃の軽石漂着状況】
【2022年9月8日 回収作業後の状況】
恩納村ナビービーチで活動中の海岸清掃活動をテレビ朝日「サンデーLIVE!!」今週のニュースランキングにて取材をして頂きました。
2021年8月に発生した福徳岡ノ場の海底火山噴火から1年が経とうとしていますが、南西諸島には多くの軽石が漂着し、漁業をはじめとした観光産業に多大な影響を与えています。
取材日:2022年6月28日 放送日:2022年7月17日
BEACH
PROは、国土交通省の軽石回収技術検討ワーキンググループが11月17日から25日に募集した軽石回収に関する技術・アイデアに、海岸清掃車マリーナの技術と実証実験の結果を応募し、この度「漂流軽石回収の技術・アイデア集」に掲載されることとなりました。
下記リンクのP141/142ページに掲載されています。
https://www.mlit.go.jp/kowan/content/001446257.pdf
「漂流軽石回収の技術・アイデア集」
(5)陸上での集積に関する技術
株式会社EX・アンド・アソシエイト(141/142頁)